ネツレン、チェコのTRIANGLE工業団地にて高強度ばね鋼線製造拠点の建設を開始

15.5.2013 | CzechInvest, Ministry of Industry and Trade | USTI州TRIANGLE工業区にて2013年7月より工場建設開始、2014年に生産開始予定

日本の金属部品製造企業である「ネツレン」は、7月初めよりチェコ共和国での初の生産工場建設に着手する。同社は、チェコインベストの支援の下、4億チェココルナの投資先をTriangle戦略工業団地に決定。2014年4月より生産を開始する。この投資により、Zatec地域に40人の新規雇用がもたらされることとなる。

「本投資は、最も失業率の高い地域にて行われる意味で、チェコ共和国にとって非常に喜ばしいことである。また、パナソニック液晶ディスプレーが撤退したTriangle 工業団地への投資であることからも、Usti州にとって重要なプロジェクトであることに間違いない。」と、産業貿易省大臣であるMartin Kuba氏は述べている。

チェコインベストのCEOであり、産業貿易相のEU基金局長であるPetr Ocko氏は「Usti州はドイツとの国境に近く、顧客やサプライヤーへのアクセスに優れているため、投資家にとって非常に魅力的な地域である。昨年だけでも、チェコインベストが仲介した投資案件の10分の1はこのUsti州で行われており、総投資額は30億チェココルナにものぼる。」とコメント。Neturen Czech s.r.o.の社長に就任した溝口茂氏も「工場建設先を選定する際、労働供給力、特に学生の採用可能性を重視した。第一次採用はすぐにでも開始し、第二次採用も今秋頃を予定している。」と述べている。

ネツレングループは14の系列会社で構成されており、その他5つの工場で建設向けPC鋼材・異形PC鋼棒、及び自動車・2輪車のサスペンション向け高強度ばね鋼線(ITW)の生産と販売を行っている。さらに同社は、誘導加熱処理設備の生産にも携わっており、自動車安全装置・産業機械・建設機械向け部品の熱処理加工も行っている。

364haを占めるTriangle工業団地は、チェコ国内で最も広大な戦略工業区の一つである。もともと空軍基地として建設されたこの土地は、今では不要な建物は全て撤去され、生態学的危険も見られない。現在、日系企業を含む9社が同工業団地で生産を行っている。


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