チェコ企業と日本企業を対象に、ブルノで逆見本市を開催

16.9.2015 | CzechInvest | JETROとチェコインベストが日本バイヤーとチェコ現地サプライヤーを対象に、部品・材料調達展示商談会を実施

České a japonské firmy se sešly na veletrhu naruby

2015年9月16日、日本の貿易振興機構であるJETROプラハ事務所が、自動車・エレクトロニクス・鉄道車両の製造向け部品・材料を対象に、逆見本市「チェコ部品・材料調達展示商談会」を開催。本展示会は、国際エンジニアリング見本市(International Engineering Fair)の開催に合わせ、ブルノで実施されました。チェコインベストは、チェコサプライヤー企業の集客を担当。数多くの日本企業とチェコ企業が展示会場へ一堂に会しました。

中東欧のサプライヤーと 日本の投資家のマッチングを目的に行われた本展示会は、企業が潜在顧客向けに製品を展示する通常の見本市と異なり、潜在顧客が購買したい製品を展示するという珍しい逆見本市形式で開催。日本企業とチェコ現地企業の間で、126件の商談が行われました。

「過去にJETROと共催した同様なイベントでは、商談の30%が具体的な協力関係に繋がった。結果として、日本企業とチェコ企業の間で合計6億CZKにも上る契約が結ばれている」とチェコインベスト長官のカレル・クチェラ氏は述べています。

またJETROプラハ事務所所長の村上義氏は「逆見本市は、アジアを中心に世界中で開催されてきた。特に最近、日本企業とチェコサプライヤーの双方から強い興味が寄せられている。10年以上の停滞期を経て、部品に関する展示会へのニーズがチェコ共和国に舞い戻って来たと言えるだろう」と述べています。本逆見本市へ参加した企業は、出身国も様々で、分野も自動車産業に留まりません。村上氏は上記に加え「チェコ・ハンガリー・英国・ドイツ・ルーマニア・オランダ・ベルギーから日本企業15社が出展し、チェコ・ドイツ・ポーランド・スロバキア・ハンガリー・スロベニアを出身国とする42社の現地サプライヤーが来場した」とコメントしています。参加したチェコ企業は、合計30社に上りました。

チェコインベストが仲介した対チェコ外国直接投資を金額ベースで比較すると、日本はドイツに次ぐ2位にランクインしています。1993年以来、日本企業は総投資額1180億CZKと総雇用創出数28,600に相当する、124件の投資プロジェクトをチェコにもたらしています。