最も多くの投資家が南モラヴィア県に投資 2007年、40社が南モラヴィア県を選択

18.1.2008 | CzechInvest | チェコインベストの統計から見る限り、投資家にとって最大の魅力を持っているのは南モラヴィアのようだ。2007年には40社が同県に投資を行なった。これらの投資家はこれから先およそ130億コルナの投資を行い、3900人を雇用する。

特にブルノが大きな成功を収めました。長期にわたり、同市は研究開発や多様なビジネスサービスを含む最先端のプロジェクトを引き付けてきました。チェコインベストのサポートの下、ブルノは15件の新規投資を獲得しました。そのうちの10件が開発センターまたはサービスセンターに関するものです」-チェコインベスト長官代行のアレクサンドラ・ルディシャロヴァーは言う。

「投資の総計の中では、ソフトウェア開発を取り扱う企業が大きなシェアを占めています。昨年は、南モラヴィアが獲得したこのようなプロジェクトは5件のみでした」-ルディシャロヴァーはつけ加える。3つのエンジニアリング・テクノロジーセンターの建設を含む9件の投資がエンジニアリング分野に対して行なわれた。ソフトウェア開発の5件という数は、分野別に見た2007年の新規投資数ランキングの中でも三位に入る。それよりも多かったのはプラスチック部門とプラスチック製窓製造部門で、これらの分野では7企業による投資が行なわれた。

ブルノは地域の中でも際立って学生数が多いのです。新しく優秀な頭脳が多く供給されるところに、南モラヴィアへの投資家は魅力を感じるのでしょう」-アレクサンドラ・ルディシャロヴァーは説明する。「それに加え南モラヴィアでは、投資家がビジネスを行なう上で求める大学生が人口のほぼ四分の一、具体的には22%おり、チェコ共和国内でも最も高い比率を誇っているのです

 

国内企業が最も活発

昨年の南モラヴィア県において最も活発な投資家だったのは、国内企業であった。チェコ企業は同年13件、21億3800万コルナの新規プロジェクトに着手している。県内における投資件数という観点で見た場合、イギリスの投資家が5件の新規プロジェクトで二位に着いた。三位は米国で、4件のプロジェクトを準備している。

2007年に南モラヴィア県でチェコインベストが扱った中でも際立っていたのは、不織布を扱うペガス・ノンウォーヴェンズの拡張プロジェクトである。LCDスクリーンのための偏光フィルムを生産予定の日東電工、また抗がん剤生産の強化と近代化を目指すプリヴァ・ラヘマがそれに続く。

現在までに、チェコインベストは南モラヴィア県で合計160社、額にして520億5540万コルナの投資を得ており、それに伴い最終的に2万3792人の雇用が生まれる。

チェコインベストは1992年の創設以来、全体で合計963件、6170億コルナの投資プロジェクトに貢献した。それらのプロジェクトの結果、最終的に18万7837人が直接雇用された。関連プロジェクトからさらに何千人もの新たな雇用が派生しようとしている。