投資額はウースティー県が2007年最大に 北ボヘミア地方に約200億コルナ規模の投資

18.1.2008 | CzechInvest | ウースティー県には昨年約200億コルナの投資が行なわれた。それにより北ボヘミアは投資額で見た場合チェコ共和国で最も成功した地方となった。チェコインベストの統計によれば、国内海外合わせて31社が同県を選んだ。その結果、長い間高失業率に悩んでいた同県に6508人の新規雇用が生まれる。

「これらの新規投資は、11%というチェコ国内でも最も高い失業率が続いていた地域の失業率の大幅な改善に貢献してくれるでしょう。最大の需要があった地域に最大の投資が行なわれたことは、チェコインベストの成功と言えます」-チェコインベスト長官代行のアレクサンドラ・ルディシャロヴァーは述べている。「チェコインベストが昨年から協力してきた企業の数字も合わせると、北ボヘミアではすでに2万8122人の雇用が創出されました」

北ボヘミアへの投資を決めた投資家のうち、最も多かったのはドイツ企業だった。チェコインベストの協力の下、昨年ウースティー県には同国から6件、額にして16億8000万コルナ規模のプロジェクトを行なわれた。ついでチェコ企業がプロジェクト数5件で第二位、額としては20億8300万コルナの投資を行なった。ウースティー県はイギリスと米国の企業にも人気があり、2007年にはそれぞれの国から4件の投資がなされた。これらは順位としては2006年度の総計と一致しているが、07年には06年よりも25億コルナほど多くの投資がチェコインベストを介して北ボヘミアに行なわれている。

 

新たな建設が新たな投資を引き寄せる

投資家はウースティー県に引き続き高い関心を寄せています。日系企業の日立とIPSアルファは昨年、同県最大の工業地区であるトライアングル地帯に製造ラインを作りました。また新CTパーク・テプリツェ工業地区は2社による初めての投資を仰ぎました。そして同地域の魅力は、プラハとドレスデンをつなぐD8ハイウェイの建設が完了すればさらに増すでしょう。ちなみに、ハイウェイの最終部分が昨年すでに着工されています。昨年の7月にもホムトフからドイツ国境へ続く新しいハイウェイの利用が可能になっています。将来的に重要なことは、ウースティー・ナド・ラベムにあるブラウンフィールド病院の大学キャンパスへの転換です。よりよい設備を提供することにより、同ヤン・エヴァンゲリスト・プルキン大学は地域の教育レベルを大幅に向上させるでしょう。そしてその結果、新たな有能な人材と企業がウースティー県に引き寄せられるのです

創設以来、チェコインベストはウースティー県のために161社、総額1100億5490万コルナの投資を獲得し、結果2万8122人が最終的に雇用される。

チェコインベストは1992年の設立以来、合計963件、6170億コルナの投資プロジェクトに貢献した。最終的には直接18万7837人が、それらのプロジェクトの結果雇用された。関係プロジェクトからさらに何千人もの新たな雇用が派生しようとしている。

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