最近のトピックス(2006年9月22日)

22.9.2006 | CzechInvest | チェコの経済成長第2四半期は6.2%に減速 チェコの経済成長は第2四半期に入り7.1%から6.2%に減速した。 然しながら、EU平均と比較すると成長率は依然として2倍である。 スロバキアが中欧の中では最も成長率が高く6.7%のGDP成長率を示している。

8月のインフレ率は3.1%

8月のインフレ率は前年同期比3.1%上昇した。野菜価格の上昇が最も著しい。 インフレ率はチェコ国立銀行の予想を0.2%上回っており、チェコ国立銀行は 来月にも金利を上げるのではないかと見られている。

8月の失業率は7.9%

8月の失業率は7月と同じ7.9%に止まった。昨年比、1パーセントポイント改善している。 従来は新卒者の流入が見られ悪化するこの時期も経済の好調な推移により回避された。

7月の国際収支234億コルナの赤字

7月の国際収支は6月の280億コルナから赤字幅が減少して234億コルナの赤字であった。 現在までのところ、今年の赤字は合計712億コルナとなっている。 貿易収支は12億コルナの赤字であり、6月の79億コルナの黒字から悪化している。

IPSアルファ、トライアングル工業団地で新工場の建設に着手

9月18日、日本の液晶ディスプレイメーカーIPSアルファはジャテッツ市近郊の トライアングル工業団地で新工場の建設に着手した。 当社は同工業団地に26億コルナを超える投資を行い、 2,000人程度の新規雇用を計画している。 年末までに、100人のエンジニア、マネージャーを採用し、来年初から一般工の採用を始める。 来年4月には400人程度の従業員規模になる見込みである。

トゥーマ中銀総裁、トポラーネク首相:チェコ共和国が2010年に ユーロに参加する可能性は少ない

チェコ国立銀行のトゥーマ総裁とトポラーネク首相によれば、チェコ共和国が2010年に ユーロに参加する可能性は少ないとしている。 トポラーネク首相はユーロ導入時期についてのコメントは避けながらも、導入延期の理由は 主に財政収支が芳しくないこと、必要な財政支出改革が未だ行われていないことを挙げている。 同時にユーロ導入前のステップであるERMIIへの加盟に関し、来年は無いとしている。