最近の動き(2006年4月7日)

7.4.2006 | CzechInvest | チェコ政府と現代自動車、覚書を締結 3月27日、チェコ政府と現代自動車は覚書を締結し、現代自動車のチェコへの投資の条件 に関しての交渉を完了した。投資協定は政府、モラヴィア-シレジア地方、現代自動車により合意を見た後、5月中旬に締結される見込みである。現代自動車は8億から10億ユーロを投資し、フル稼働時には年間、乗用車30万台、トランスミッション60万セットを生産する予\u23450 定である。3車種が生産される。

現代自動車43億コルナの直接補助金を受給する見込み

ウルバン産業貿易相によれば、現代自動車は43億コルナの直接補助金と13億コルナの税額免除を受けられる見込みである。ライファイゼン銀行のアナリストによれば、政府の本プロジェクトに関わる投資額は最終的には150億から200億コルナにのぼるだろうと見ている。

ウルバン産業貿易相:現代自動車の投資は第1段階でチェコのGDPを1.5%上昇させる

ウルバン産業貿易相によれば現代自動車の新工場設立は第1段階でチェコのGDPを1.5%上昇させ、フル稼働に入る第2段階では2.5%程度まで上昇させるだろうとしている。


本投資の結果、貿易収支は540億コルナ程度改善する見通しだとも述べている。

HVB銀行のアナリストによれば、貿易収支は200億から250億コルナは改善するだろうとしている。同時に2007年-2009年に亘り、チェコ経済の成長に与える前向きなインパクトは1%弱程度だと予\u28204 測している。

チェコの現代自動車への投資支援は2年間で回収可能\hich

ウルバン産業貿易相によればチェコ共和国の現代自動車に対する約60億コルナの投資支援は2年間で回収可能\u12391 であると述べた。

パナソ\u12491 ニック・チェコの2005年の売り上げ275億コルナを計上

日系企業パナソ\u12491 ニック・エイ・ヴィ・シーは2百万台以上の薄型テレビ生産で275億コルナの売り上げを計上した。同社は本年の売り上げを320億コルナと予\u24819 想している。

ムーディーズ、チェコ共和国の格付け見通しを「安定的」から「ポジティブ」に変更

格付け機関のムーディーズはチェコ共和国の格付け見通しを「安定的」から「ポジティブ」に変更した。この見通しの変更はマクロ経済の改善と構\u-28640 造改革を反映したものである。
ムーディーズによれば、こうした改善努力はERM2への加盟、ユーロ導入を容易ならしめるとしている。
ムーディーズによるチェコの主要自国建ておよび外貨建て債務は現在A1である。

ドイツ系企業の51%が今年の投資額を増加させる意向

チェコで活動しているドイツ系企業の51%が今年の投資額を増加させる意向を持っている。
残りの31%は投資額を据え置き、10%は減額、8%は投資そのものをしないとしている。
これらはチェコ・ドイツ商工会議所メンバー主要104社の調査結果である。
チェコ共和国は中・東欧諸国12カ国中、平均点2.07でスロバキアに次ぎ第2位に位置している。ただ、公共事業契約の透明性、汚職、行政管理遂行能\u21147 力の面では最も悪い評価を受けている。

財務省、2006年の財政赤字額はGDP対比3.6%と予\u24819 想

財務省によれば、チェコ共和国の財政赤字額は今年、GDP対比3.6%まで増加すると予\u24819 想している。昨年の財政赤字額は2004年のGDP対比2.86%から2.59%へと減少している。
財務省は2006年の公的債務残高は9,692億コルナ、GDP比30.1%と予\u28204 測している。

2月の貿易収支71億コルナの黒字

2月の貿易収支は71億コルナの黒字となった。当月も機械、輸送機器の輸出の伸びが黒字に大きく貢献している。なお、化石燃料の輸入増加がマイナス要因となっている。輸出の伸びは金額ベースで11.7%、一方、輸入は12.2%の伸びであった。

チェコインベスト、4月5日にミュンヘン事務所を開設

チェコインベストは4月5日にドイツで2番目の事務所をミュンヘンに開設した。
同事務所はオーストリア、スイスの投資家にも焦点をあてる。ドイツ企業はチェコへの最大投資家であり、1993年からの累積投資額は4,280億コルナを超える。