最近のトピックス(2006年2月10日)

13.2.2006 | CzechInvest | コルナ、対ユーロで上伸 チェコ・コルナは1月30日、対ユーロで4ハレーシュ上昇し、28.25の史上最高値を更新した。昨年対ユーロで4.6%上昇したコルナは、年明け以降対ユーロで3%近く上昇している。ロンドン市場での投機的な買いが要因であるが、アナリスト筋はここ3ヶ月以内に対ユーロ29コルナまで戻るだろうと予想している。

チェコの経済成長率予測4.6%に上方修正

財務省は2006年の経済成長率予測を4.4%から4.6%へと上方修正し、同時に消費者物価上昇率を平均2.6%と予想している。失業率については7.9%から7.6%へと改善すると見ている。

1月の財政収支34コルナの黒字

1月の財政収支は34億コルナの黒字となった。歳入が796億コルナ、歳出が762億コルナとなっている。

金融監督、一元化されCNBの統轄下に

2月2日の議会において上院は金融監督当局の一元化を承認した。2006年4月1日から
チェコ国立銀行の下に一元化される。チェコ国立銀行は保険、年金基金の他、証券、クレジットユニオンの監督も行うこととなる。現在大統領の署名待ちの状態である。

2005年のチェコの輸出、輸入を上回る

昨年、史上初めてチェコ共和国の輸出は輸入を上回った。主に自動車の輸出により2005年の貿易収支は419億コルナの黒字となり、2004年の260億コルナ以上の赤字から改善を見せている。2005年の輸出は前年比8.6%増加し、1兆8,714億コルナとなり、一方輸入は4.6%伸びて1兆8,296億コルナであった。 自動車、機械類の輸出が著しい。

住宅とエネルギー価格の上昇が消費者物価を押し上げる

この1月の消費者物価は主として住宅、エネルギー、水道料金の値上がりにより前月対比1.4%の上昇を示した。消費者物価上昇の要因の8割がこれらによるものである。
昨年12月には電力料金は9%、暖房費用は6.3%、天然ガス価格は4.8%とそれぞれ値上がりしている。今年1月の消費者物価は前年対比では2.9%上昇している。

1月の失業者は約50万人

1月の失業率は前月比0.3%ポイント増加して9.2%となった。ただ、前年対比では0.6%ポイントの減少を示している。498,630人が依然として職を求めている。

議会、新破産法を承認

2月8日、議会は新破産法を承認した。新しい法律は破産手続きを早期化し、債権者の地位をより保全し、会社の更正を認めるもので、個人破産の制度も導入する