最近のトピックス(2006年1月27日)

27.1.2006 | CzechInvest | プラハ空港北第2ターミナルオープン プラハ空港管理会社は1月13日、新設の北第2ターミナルをオープンした。1月17日から稼動し、年間4百万人の追加旅客に対応可能となる。

Eurostat:チェコの一人当たりGDPポルトガルを抜く

ヨーロッパの統計機関Eurostatによれば、昨年のチェコの一人当たりGDPはポルトガルを抜いた。これで、初めてチェコ経済が従来のEU加盟15カ国の一つを上回ったことになる。Eurostat の暫定データでは、チェコの一人当たりGDPがEU平均の73%であるのに対し、ポルトガルは71%ということである。

シンガー中銀副総裁:自動車産業への依存過多はチェコ経済にとって好ましくない

チェコ国立銀行ミロスラフ・シンガー副総裁は、チェコ経済は自動車産業に依存しすぎており、現代が進出してくれば尚更のこと依存が高まり、ユーロ加盟後のチェコ経済に問題なしとしないと述べた。自動車業界は賃金要求にさらされ、これが西欧と同じ状況をもたらすだろう。チェコには高付加価値の製品が殆ど無いとも述べている。

チェコの家族の内、貧困ギリギリの生活を強いられているのは8%

ヨーロッパの統計機関Eurostatの最近の調査によれば、チェコの家族の8%が貧困ギリギリの生活を強いられているが、これはEU諸国の中では最も低い数字である。スロバキアは21%で、EU内で最も高い。チェコでは、月収がネット7,000コルナ以下の場合貧困の脅威に直面しているといえる。労働社会福祉省は失業者、片親の家族が太宗であるとしている。高齢者層ではわずか4%である。

昨年11月の小売売り上げ前年比3.3%の伸び

自動車を含めた昨年11月の小売売り上げは前年比3.3%の伸びを示した。10月対比では0.5ポイントの伸びである。

ピルゼンのパナソニック、薄型テレビに特化

ピルゼンのPanasonic AVC Networks Czech は従来型のテレビ生産を中止した。
今後は薄型(プラズマおよび液晶)の生産拡大に注力する。

Ecofin 、チェコの経済収斂計画案を承認

1月24日EU経済金融担当相評議会はチェコ共和国の経済収斂計画案を承認し、2010年
のユーロ導入に向けたチェコ共和国の諸施策および経済政策を正式承認した。
同評議会は好調なチェコ経済を梃子にさらに経済、金融改革を推し進めるよう促した。

三菱東京UFJ銀行、4月にプラハ支店を開設

世界最大の銀行である三菱東京UFJ銀行はこの4月にチェコで最初の支店をプラハに開設する。現在ウイーン支店がカバーしている日系企業へのサービスを主体にする意向である。

EU、ユーロ加盟の条件であるインフレに関する基準を変更する可能性

EUはユーロ導入にあたり必要な条件であるインフレに関する規準を検討中である。
ユーロ加盟前2年間に加入予定国の消費者物価上昇率はEUで最も低い3カ国の平均から
1.5パーセントポイント以上乖離していないことが求められているが、チェコを含むいくつかの国にとっては障害となる可能性がある。

チェコ・コルナ対ユーロ28.29まで上昇

チェコ・コルナは1月25日0.2コルナ以上上昇し、対ユーロ28.29の史上最高値を更新した。過去5ヶ月で最大の上昇幅である。

チェコ共和国、与えられたEU 構造基金の18-20%しか利用せず

EUメンバーとなって以来、チェコ共和国は2006年までに利用出来るEU構造基金の18-20%しか利用していない。昨年チェコはEU構造基金からほぼ60億コルナを引き出した。
2004年から2006年までにチェコに割り当てられた金額は約750億コルナである。