最近のトピックス(2006年1月13日)

13.1.2006 | CzechInvest | 財務省、今年のインフレ率を2.5%と予想 財務省は今年のインフレ率を2.5%と予想している。ただ、チェコ中銀は物価の上昇は3%程度とみている。エネルギー価格の上昇が主要因である。

2005年11月末までの貿易収支は17億コルナの黒字

2005年11月末までの貿易収支は17億コルナの黒字となった。これは前年比14億コルナの改善である。対EU諸国との取引は52億コルナ黒字が増加し、290億コルナの黒字。
非EU諸国との取引は38億コルナ赤字が増加し273億コルナの赤字となった。

2005年11月までのチェコの自動車輸入額は409万4千コルナ

2005年1~11月のチェコの新車輸入額は409万4千コルナとなり、前年比16%の減少を見た。日本、韓国からの輸入は増加したが、ヨーロッパからの輸入が25.7%減少し、305万コルナとなったことによる。

2005年1~11月のチェコの自動車輸出額は1,337億コルナ

2005年11月までのチェコの自動車輸出額は前年比25.1%増加し、1,337億コルナとなった。ほぼ85%がEU向けであり、金額にして1,140億コルナ、前年比19.7%の増加である。

ウルバン産業貿易相、2006年の経済成長率を5.1%と予想

ウルバン産業貿易相は本年度のチェコ経済の成長率を5.1%と予想、これはほぼ昨年
の成長率と同じである。また、貿易収支は昨年の500億コルナの黒字から800億コルナ
に増加するとしている。

モスクワ近郊にシュコダ・オクタヴィアの組立工場建設

フォルクスワーゲンは来年モスクワ近郊ストゥピノ市に工場を建設、シュコダ・オクタヴィアの組み立てを開始する計画である。当初2~3年はムラダ・ボレスラフから輸入する部品で組み立てを行う予定。

現代の進出にあたっては他自動車関連会社が追随進出

チェコインベストは、現代自動車のチェコ進出にあたっては他に10社程度の自動車関連会社の進出を伴うとしている。現代が利用しようとしているスロヴァキアの起亜の部品供給能力では不十分とみられ、チェコ国内に新設備を建設する必要がある。

ハルダ長官、現代は1月末までに決定を行う可能性

チェコインベストのハルダ長官は、現代自動車の中東欧に於ける工場建設地の
選定は1月末までに決定されるだろうと述べた。チェコが選ばれる可能性は十分に高いとも述べている。

チェコインベスト、2005年に154件の投資を仲介

チェコインベストは昨年154件、金額にして730億コルナの国内・外国投資を仲介した。
これは2004年対比、8件、200億コルナ多い。これら投資により21,000人の新規雇用が見込まれる。製造業最大のプロジェクトはシュコダ自動車である。

2005年末のチェコ共和国の債務残高は6,912億コルナ

2005年末のチェコ共和国の債務残高は6,912億コルナとなり、第3四半期に286億コルナ増加した計算になる。昨年、国は合計して1,000億コルナ近い負債を新たに負ったことになる。直近の試算では、公的債務残高は昨年一年間で515億コルナ増加し、1兆630億コルナとなった。

2005年の平均失業率は9%

2005年の平均失業率は9%となり、前年比0.2ポイント良化した。
約510,000人が依然職を求めている。

2005年の平均消費者物価指数1.9%上昇

昨年12月の消費者物価指数は前月比0.1%下落したが、前年比では2.2%の上昇となった。
2005年の平均消費者物価指数は1.9%の上昇をみたことになる。

Inventec、ブルノに生産拠点を移転

台湾のInventecはスコットランドにある370人規模のサーバー生産工場を閉鎖し、すべての生産をブルノ市に移転する予定である。Inventecは2004年にモドゥリツェ工業団地に
組立工場の建設を開始している。

ヤーン氏、2月1日付けでシュコダ自動車の取締役に

マーチン・ヤーン氏は2月1日付けでシュコダ自動車の取締役に就任した。
人事および公的機関との交渉担当となる。ヤーン氏としては、生産性を向上し、海外での
円滑な生産拡大を確かなものとし、ブランドイメージを改善することを優先課題としたいとしている。